2011年06月01日

ぼくらの 19話

先生、動かないで!!逃げると、殺すよ。
(チズ)


お姉ちゃん・・・先生の子供が、私のお腹の中にいるの。
(チズ)


先生はお姉ちゃんが思ってるような人じゃないよ。
お姉ちゃん、先生を置いて逃げて。
(チズ)


チズちゃん・・・・・・
そんなこと言っちゃダメだよ。
チズちゃん!!

チズちゃんに何があったのかは私にはわからない。
でも、私はそのつらいチズちゃんを受け止められるよ。
チズちゃんがつらい想いをしているのなら私にわけて。

もし私が先生と別れることを望むのならそうしてもいい。
でも、人を殺す、なんてことだけは言っちゃダメだよ。
人をうらんだら、その途端に自分も不幸になるよ。

それにその状況になったのは自分にも責任があるんだよ。
たぶんチズちゃんはいろいろな所で少しずつ選択を間違えた。
(チズの姉)


お・・・お姉ちゃん・・・
わたしのジャマをするなら・・・
お姉ちゃんも、こ・・・殺す。
(チズ)


わかった。いいよ。じゃあ、私を殺して。
そのチズちゃんごと、受け止めてあげるから。
(チズの姉)


コエムシっ!!戻して!!戻してっ!!
戻して・・・戻して・・・
も・・・・・・う・・・う・・・
殺せないよぅ・・・・・・
ここまできて・・・・・・
どうしてだよぅ・・・・・・
どうして、わたしは・・・・・・
どうして・・・こんな・・・
(チズ)


あんたっ、戦わない気っ!?
これだけのことをしておいて!!
あんたは償いをするって言ったんだっ!!
戦えっ!!戦えよっ!!
でないと今までの・・・ムダに・・・・・・
みんな、ムダになっちゃうんだよ?
みんなが守ろうとした人たちを、守りなさいよ。
(マチ)


こいつっ!!
(チズ)


じゃああなたは償えるの?
(チズ)
できるよ。
(マチ)


もう、よくわからない。
わたしは何をしたかったんだろう?
何をすればいいんだろう?
でも、そうだ、お姉ちゃんのためなら、戦える。
先生を殺せなかったんだ。
せれぐらいはしないと。
(チズ)


人を殺すこと人を守りこと、
等価で考えてるなんて、
わたしってやっぱりダメなんだろうな。
お姉ちゃんには、かなわない。
(チズ)


わたしは、いつも、いつも、
かんじんなところで、邪魔されて!!
ああ、またほんと、やな、形しちゃって!!
できないって、今さらそんな、逃がすかっ!!
自分の子供を殺すんだ!!もう邪魔させなうから!!
ここが、急所でしょっ!!
(チズ)


キリエくん・・・これ、預かっていて。
(チズ)


わたしこれで、死ぬんだ。仕方ないよね。
わたし、悪い子だし。謝りにいかなくちゃ。
(チズ)


お前、お姉ちゃんの子に生まれれば、よかった、の・・・・・・
(チズ)


なんかイヤだね。慣れてきちゃって。
違うか・・・つらくないように、
マヒしようとしてるのかな。
(アンコ)


ぼくらの 4 (IKKI COMICS) [コミック] / 鬼頭 莫宏 (著); 小学館 (刊)
posted by mangakotoba at 01:34 | Comment(0) | ぼくらの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

年度末に確定申告
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。