2011年05月31日

ぼくらの 18話

だんだん人の死に敏感になっていく。
状況が状況だということもあるけれど
カコ君が死んでも誰も涙を見せない。
(チズ)


もうどうしようもないことなので、心配しないでください。
(チズ)


あの時わたしは死ねなくなった。
そして先生も殺せなくなった。
(チズ)


今から、行くよ。
わたしと子供と、一緒に、
死んで。先生。
(チズ)


だって、この子とわたしは死ぬんですよ?
だったら死んで欲しい人間を、殺してもいいでしょ。
(チズ)


どうしてわたしは死ぬんですか?
どうしてわたしが死ぬんですか?
どうしてこの子が?偶然?事故?必然?因果?
ここ一ヶ月、本当にそのことばかり考えていました。
そして、個人の死にたいした意味は、ないんだと。
(チズ)


わかってなんて言いません。
好きに、させてください。
(チズ)


わたしを脅しても無駄ですよ。わかりますよね。
(チズ)


1人目。2人目。3人目。4人目。
5人目。6人目。さあ、最後。どこ?先生。
先生は一瞬では殺さないよ。今、行くから待ってて。
(チズ)


いいよ。わたしのこと軽蔑してくれても。
(チズ)


ぼくらの 3 (IKKI COMICS) [コミック] / 鬼頭 莫宏 (著); 小学館 (刊)
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ぼくらの 17話

わたしは友人たちが男の子の話で盛り上がる中、
そういったことには少し距離をおいていた。
同学年くらいの男の子たちは気持ちが悪かった。
言動が幼稚で粗野、人に対する思いやりに欠け、
話す内容は自分のこと中心。
人のことは理解しようとしないくせに、
自分のことを理解してもらえないと怒る。
誰かに満たしてもらうことを待っているだけ。
いつも何か足りない。いつも何か満たされない。
清潔感に欠け、不快な臭いがするような気がする。
押さえ切れない性欲がじわりにじみ出しているかのような。
(チズ)


今度会ってもらうね。
本当にいい人だから、チズちゃんも好きになるよ。
チズちゃんもそのうちわかるよ。
もちろんいいことばかりじゃなくて、
傷つけられたりイヤだったりすることもあるけど、
やっぱりその人じゃなきゃ充足できない、
自分にとってプラスの影響を与えてくれるそんな人。
(チズの姉)


先生。それは入学してすぐ、一目ぼれだった。
先生は落ち着きがあってしっかりしている。
人の話をちゃんと聞いてくれる。思慮深い。余裕がある。
(チズ)


教師ってのは個人主義じゃ駄目なんだよ。
全体を見渡して自分に何ができるのか、
数年後、数十年後の社会のために今、
何をしておくか何をするべきか、
この行動によって先にどんな影響があるのか、
教師は礎だからさ、自分を多少捨てても、
おまえたちをいいほうに持っていけるならそのほうがいいんだ。
それが喜びだし。
それでも俺はおまえたちから、
いっぱいいろんな物をもらっているよ。
(畑飼)


それでも、構わない。
先生はわたしにすべてのものを与えてくれる。
それは物質的にどうとかいったことではなく、
話をしているだけで、そばにいてくれるだけで、
わたしのすべてを充足してくれる、そんな存在。
先生さえいれば、ほかに何もいらない。
自分がこんなに女の子だったなんて。
(チズ)


大丈夫。君の気持ちいい所は全部知ってるから。
(キモいオヤジ)


先生!!先生!!先生!!先生!!
(チズ)


馬鹿だなぁ。売られたこと、まだわからない?
(キモいオヤジ2)


わたしに逃げ道はない。やるしかない。
先生を殺して、わたしも死ぬ。
(チズ)


家族、特に姉には申し訳ないと思うけれど、
何があっても、先生だけは許せない。
できる。やらなくちゃ。先生を殺して、わたしも死ぬ。
(チズ)


げっ!!そんな・・・・・・わたし・・・・・・
(チズ)


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ぼくらの 16話

加古君・・・すまない。敵が、来る。
(関)


誰がカコに、戦え、なんて言える?そんなの誰も・・・
(モジ)


わあ、あ!!ちくしょう、ちくしょう!!ちくしょう、ちくしょう!!
(カコ)


できるって、言ったでしょ。
(チズ)


どうせ死ぬんでしょ?
あのままじゃ負けちゃうんだから。
(チズ)


大丈夫。償いはするから。
(チズ)


キリエ君は気にしなくていいよ。
キリエ君のためにやったんじゃなくて、
わたしのために、だから。
(チズ)


困ったことになったぜ。
一人、足りなくなったんじゃねーか?
(コエムシ)


わたし・・・なんだ、わたしか。
どうすればいいの?仕切り直し?
それともこのまま、続行?
(チズ)


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ぼくらの 15話

てっ・・・・・・てめーらがわりーんだっ!!
いつもいつも、いつもオレを、バカにしやがって!!
てめーも・・・ぬ 脱げ・・・
死にたくなかったら、服、脱げっつってんだよ!!
(カコ)


どうせ助からないのなら、どうせ死んじまうのなら、
何したって、いいじゃん?しないと損じゃん?
(カコ)


ほっときゃいいんだよ。そんなやつ。
かっこ悪いからって自分のダメなところを言わずに、
わかってもらえるのを期待しているだけの甘ったれ。
(カコの姉)


こんなことしちゃって。
ほら、びびってるでしょ。
あんたはいつもそう。
わがままなくせに、一人じゃ何もできない。
(カコの姉)


自分を上に位置づけるために用意した相手に負けるなんて、
なんておろかな子。
直線の上に人の位置づけをしてるかぎり、
あんたはそれからにげられない。
(カコの姉)


だから、夢で暴れてるくらいが、あんたには似合ってるのよ。
(カコの姉)


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ぼくらの 14話

気が変わった。調べさせてやる。
そして自らの無力さを、理解しやがれ。
(コエムシ)


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